【お歳暮】AU-777D Sansui プリメインアンプ 全電解コンデンサ交換 動作品

1969年にサンスイが販売したプリメインアンプです。メインアンプは終段に高音質で人気のあった2SD218を使用した準コンプリメンタリアンプで、出力は30W＋30W(8Ω)です。 　プリアンプ、メインアンプの分離ができます。3D方式と呼ばれた音場再生方式のためのセンターチャンネル出力端子（159HzLOWパスフィルター）が備えられています。 　Bass、TrebleにMidrangeを加えたT.T.C.(トリプルトーンコントロール)を搭載しています。すべて抵抗切り替え式です。フォノは２系統あり、PHONO2にはインピーダンス切り替えSWが付いています。フォノEQはゲインが大きいのでMCカートリッジも違和感なく再生できます。 　左右のバランスの正確な調整を容易にするため、ステレオバランスチェック回路を設けています。 　パワートランジスタのマウントは3mm厚のアルミリアパネルにされており、ラジエーターカバーが、クラシカルな雰囲気を演出しています。ボンネットは現在のアンプと異なり、補強材が入った剛性の高いものです。和紙のような雰囲気の塗装が施されています。 　フォノ・ラインとも良い音でパワフルに再生します。VR、SWに気になるガリ・ノイズはありません。 【メンテナンスについて】 　本機は1969年製ということもあり、電解コンデンサの経年変化がありましたので、ブロックコンデンサを含め、全ての電解コンデンサを交換しました。容量値は実装の関係で直径をホルダーに合わせる必要がありましたので、より大きな容量値のものになっています。交換したコンデンサは合計、60個です。調整用の半固定抵抗は焼けており、調整が困難となっていましたので交換しました。脚が失われていたので、手持ちのものを取り付けました。一部のトランジスタを互換品と交換しています。