【2025カレンダーの人気アイテム】 おはなし玉手箱　〜伝説の女①〜

こちらシュレッダーにかける前の 書類を入れるボックス(画像4枚目参照) をお手本に、色紙で折った「箱」の出品です。 中にはマル秘書類が 入っているかと思いきや 中身のないおはなしが入っています。 語り部はシークレッ鳥、 私の長年のツレ、 友人Uの秘密を見てしまったのか 顔が黄色くなっております。 こちらのお箱 思いの外可愛く出来ましたので 小物入れ、 もしくはお宅に住み着いている 幸せの青い鳥の寝床にもいかがですか？ サイズは縦8cm×横8cm×高さ4cm お気に召して頂けましたら 折りたたみ、封筒に入れ 郵送で送らせて頂きます。 なお、シークレッ鳥は ツレの秘密をツレッダーにかける作業が 残っているのでお付けできません。 ご了承下さい。 中身のないおはなしはこちら↓ 〜伝説の女①〜 legend and gentlemen さぁさ皆さん 数々の伝説を持つ女の話だ。 聞いてくれ。 友人Uは容姿端麗、 若干KYではあるが、 性格も良く、善人である。 がしかし 数々の男に 酷い振られ方をされてしまう 運命のようで 現在も独身を貫いている。 いつぞやも 甲子園の常連高校の 野球部の監督と 付き合うことになったとのこと。 しかし初っ端から音信不通で 連絡手段のなかったUは 新聞で試合予定を確認し、 彼の生存を確認していた。 私は友人Aとこの話を聞いていたのだが、 交際相手の様子を 新聞からでしか得られないとは 何だか雲行きが怪しいと顔を見合わせた。 何ヶ月も彼と連絡がつかなかったUは とうとう 甲子園に様子を見に行くと言い出した。 私は思わず言ってしまう。 「これプレイボールしてる？」 Aも思わず言う。 「ゲームセットしてるよ」 私達はUがこれ以上 奇行に走らないよう、 始まってもないのに 終わってると苦言を呈した。 しかしUは友情が理解出来なかった。 甲子園に行ってしまったのだ。 案の定、監督に激しく 罵詈雑言を浴びせられ、 試合に敗れた高校球児さながら 甲子園で涙したそうだ。 悲しみに暮れたUは、 いつもに増してKYが炸裂。 これも記念と甲子園の土 （甲子園付近の植込の土） を持って帰り、友人達に配った。 「甲子園よく頑張ったね」と皆に労われ、 この話は友人間で伝説となった。